2015年9月11日金曜日

「声明」より一か月


「安全保障関連法案に対する抗議声明」にご賛同いただいた皆様

 

 安全保障関連法案に反対する京都教育大学教職員有志の会による「安全保障関連法案に対する抗議声明」の公表から、早くも一か月が過ぎました。この一か月、学内・学外を問わず、大変多くの方からご賛同の署名を頂きました。コメント欄には、皆様の法案に対する強い懸念とともに、平和、立憲主義、民主主義、そしてまた、声を上げることそれ自体の大切さを訴える声が、並んでいます。わたしたち呼びかけ人もまた、日々増えるその声に励まされています。改めて、お礼申し上げます。

 わたしたちは、例えば7月末に京都教育大学で開かれた「憲法サロン@京教」、あるいは各所で行われている様々な集まりにおいて、互いの意見を交換しつつ、ともに学び、声を上げ続けて今日に至っております。政府はしばしば「国民の理解が進んでいない」と述べます。憲法を守れと言う声に対して、安全保障の現実を踏まえていないと論難します。しかしわたしたちは、学問に学び、歴史に学び、また多様な意見に学びつつ、法案の内容とその審議プロセスの意味するところをしっかりと理解したうえで、一人ひとりの声を大事にしつつも、法案反対の一点に結集して、声を上げているのです。このことは、ここで改めて確認しておきたいと思います。

 2015年9月11日現在、参議院の審議は大詰めを迎えています。審議の中で指摘されたさまざまな問題点が十分に解明されないまま、政府は近日中に採決し、法案を成立させようとしています。わたしたちは、相変わらず多くの国民の声を無視して進められる安全保障関連法案の審議に、断固として抗議の声を挙げていきたいと思います。このページをご覧のみなさまにおかれましては、なお一層、本声明への賛同の輪を広げて下さいますよう、お願い申し上げます。

 

安全保障関連法案に反対する京都教育大学教職員有志の会 呼びかけ人一同